シンクロニシティ
日々の診療のことなどを徒然なるままに書いてくれと、管理担当者に催促され続けて早や数カ月。生来遅筆な私は忙しさにかまけて放置していましたが、少しづつでも書いていこうかとようやくキーボードに向かい始めました。どのくらいの頻度で更新できるかわかりませんが、始めてみます。
本日のタイトル、シンクロニシティとしましたが、日々の診療でよく経験する同時性・共時性のことです。例えば、頚椎のヘルニア症状の方が一人来ると、同じような症例の方が次々に来院されるとか、湿布薬の必要な患者さんが多くなって湿布薬の在庫が急減するとか・・・およそ普通治療院ではお目にかかれないような珍しい病気の方が、立て続けに来院されることもあります。それを師匠はよく共時性と言っていました。まるで神様が「よーく勉強しなさいよー」と言って差し向けてくれてるかのように感じるときがあります。皆さんも経験ありませんか?知り合いに久々に電話しようとした瞬間に、その人から電話があったり、あの人最近どうしてるかなと思ったらばったり会ったり・・・
竹内まりやさんのDenimというアルバムに同名の曲があります。偶然隣り合わせて座ったカフェで読んでた小説が同じだった彼と恋に落ちて、その後も素敵な偶然が続くんです。あるあると妙に納得してしまう僕です。ユングが提唱した概念のようですが、単なる偶然の一致というには頻度が多く感じますし、「意味のある偶然の一致」だとすれば、前回の宝くじで初めて一万円当たったからこの夏も買おうかな、なんてーのは意味が違うか。